「本名が『王子様』だった男性が改名に成功」の朝

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    201903100600

    これまで「王子様(おうじさま)」という名前だった男性が、裁判所への申し立てで改名に成功したという投稿が大きな反響を呼んでいる。
    投稿したTwitterユーザー・あかいけさんの改名前の本名は「赤池 王子様」、母親の独断で付けられた名前だったそうで、いわゆる“キラキラネーム”によって知らない人に笑われたり、初対面の人に吹き出されたりしたという。
    赤池さんは現在18歳で、名前を変える手続き(名の変更許可)の存在は漫画「こちら葛飾区亀有公園前派出所」を読んで知り、中学3年生のころから改名について考えるようになり、ツイートでは、家庭裁判所が名前の変更を許可するという内容の審判書が公開され、これまでの「王子様」から、新たに自身で決めた名「肇(はじめ)」として人生を再スタートできたことを伝えてる。
    戸籍の名の変更は、「名の変更をしないとその人の社会生活において支障を来す」と家庭裁判所によって認められた場合に認められ、15歳以上から本人だけで申し立てができる。
    実際に自身で手続きを行った赤池さんによると、費用はだいたい3000円未満で、かかった期間は1カ月ほど、家庭裁判所と書類のやり取りをしたが、特にこれといって大変だった面はなかったとのこと。
    赤池さんは「キラキラネームは初対面の人に笑われてしまったり不必要に有名になって知らない人からバカにされたりするのでこれから親になる人は本当によく考えて子供に名前をつけてあげてください」と実体験からの思いを語りつつ呼びかけ、“キラキラネームの十字架を背負った同士”に「申請は安価で出せるし、通らなくてもまた出せるので勇気を持って行動して欲しい」として、最後に「希望を捨てないでくれ」とメッセージを寄せている。
    コメントでは多くの「本当に良かった」「おめでとうございます」の声が寄せられ、同時にキラキラネームの問題についてあらためて考えさせられる人の声と、「俺も変えようかな…」と勇気をもらう人の声など、さまざまな反応が上がっている。
     

     

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